兄と妹、そして彼女

最終決戦において

奏光のストレインを語る上で重要なのは、ロッティでも無く、ジェッシィでもなく、またラヴィニアといったその他大勢のキャラクターについても触れる必要はある。しかしこの物語において一番の主軸となっているのが、セーラとラルフ、そしてエミリィという3人の焦点が絞られる。最終話で、互いにその痛みを知りながらも自分と反した行動を取る妹に攻撃するラルフだったが、セーラは兄が起こす行動はエミリィのためではなく、ただ自分が楽になりたいがための自己満足にすぎないという事実を突きつける。そこでセーラは今まで兄に見せたことのない怒りを露わにする、それはかつてグラベラで苦楽を共にした親友たち、そして自分のために協力的で最後に何のいわれもなく戦死したカリスを殺したことへの怒りを見せた。

それらがセーラを突き動かし、これ以上兄によって誰も殺させないとしてセーラはある決意をする。互いに機体の損傷を受けてしまったがために動けなくなってしまうが、セーラは機体の応急修理を受けた後に再度兄と激闘を繰り広げる。その際、最後の戦闘を見守るためにエミリィも共にラムダスへと搭乗し、再度セーラと共にいることを選ぶと明確に主張した。

その瞬間、ラルフの中でかつて交わした約束のもとでその全身全霊の攻撃をセーラに向けて放つ。それに応戦するセーラは、亜光速飛行によりリベルタッドから脅威を遠ざけるためにラルフと壮絶な亜光速戦闘が展開される。ディスプレイ上の盤面には過ぎゆく時間と、戦闘に伴って両者の機体は限界に限界を重ねて傷ついていく。満身創痍と成り果てた頃、誰も知らないような惑星軌道上へ辿り着いた瞬間、決着が付いた。勝利は紙一重の差でセーラが勝利し、血を分けた兄妹の戦いは終焉を迎える。

お気に入りの作品

兄の遺言、妹が辿り着いた場所

どんな背景事情があれど、セーラにとって愛すべき兄を殺した事実に悲嘆する。その直後、死に際に正気を取り戻したラルフは遺言としてエミリィを託す旨を告げてその最期を迎えた。戦闘直後、決戦の場に近かった惑星の引力に引き寄せられてしまい、グロワールとラムダスは衛星軌道へと落ちていく。大気圏突入の際、まるでラルフが最期の力を振り絞って自らを縦にするようにラムダスを守り、セーラとエミリィたちは無事惑星へと不時着するのだった。

そこは誰も居ない、見たことも聞いたこともない場所だったがセーラ自身に不安はなかった。生きていれば何とかなる、1人ではないため歩いて行こうとする。亜光速戦闘によって現実時間では125年の歳月が過ぎていたが、辿り着いた惑星に舞い降りてくる宇宙船の中にはかつてリベルタッドで窮地を乗り切った仲間たちが迎えに来た。そこにはすでに正規軍人として活躍しているロッティを始めとした面々がセーラの生還に喜びを見せる。そしてセーラも、かつて失いながらもまた手に入れた仲間の存在を糧にこれからも生きていこうとするところで今作は終了となっている。

大まかに話の流れとしてはこのようになっているが、結果的に見ればセーラとすればその結末は決して悪いものではなかっただろう。兄を止め、遺言となるエミリィを守り、さらに自分を迎えに来てくれた仲間たちの存在、これがある限りは彼女が今後孤立していかなくてはならないといったこともない。そんな逞しく成長した妹に兄としても、ラルフは最期に自分を取り戻してくれたセーラに感謝していたのかもしれませんね。

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奏光のストレインという作品について

総括として、まぁとにかくSF系でただの萌えしかないようなロボットアニメだろうと思っている人はこの作品を一度視聴してもらいたいところだ。恋愛要素、まぁ若干百合っぽい色ボケ要素は存在しているが、ロボットのアクションシーンには力が入っている方だ。それこそ最近放送された、蒼穹のファフナー並みに力の入れ込みようが入っている。

放送された時間帯や中継局などがかなりマイナーであるため、作品の存在自体を知らない人も多いかもしれないが、見て損をすることはない。むしろこういう展開をするのが戦争で、一度死んだら二度と表舞台に出てこないのが当たり前なんだと思っている人にはオススメです。

作品が終了してから来年で10年となりますが、公式で何かしらの動きがあることを期待したい。

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